徳井神社(とくいじんじゃ)(通称名:箒の宮)神戸市灘区大和町4-5-5

徳井神社(とくいじんじゃ)(通称名:箒の宮)神戸市灘区大和町4-5-5


御祭神:応神天皇(オウジンテンノウ)

由 緒
 当社の創建年は不詳ではあるが、往昔よりこの徳井の地に祀られていた上宮・中宮・下宮と称される八幡社三座の中、上宮が当社にあたるという。明治四十四年(1969)には地区内中郷鎮座の中宮も当社に合祀され、現在に至るものである。
 境内地には天和(1661~)より文久(1861~)に至る江戸年期銘の入った石灯籠が数基残り、鎮守神として古来人々の尊崇の篤かったことがわかる。また明治以降は応神天皇神社と尊称されてきたものであるが、昭和三十六年(1961)に至り、徳井神社と社名変更をした。
 当社は別称「箒の宮」と称えられるが、境内社「八幡社」御祭神、神功皇后さまの御神徳を頂き、安産祈願に参拝する願人に竹箒を授与することから、その名が生じたものである。箒授与の由来は定かではないが、皇后さま御身籠りの時期でありながら、三韓征討の大事をなされた雄々しい御心を手本として、妊娠中といえども主婦の務めを疎かにせずといった教えを、箒に託したものと考えられる。土地の古老よりは、陣痛の生じたる時、宮より箒を借り受け、その箒で腹を撫でると安産となり、また無事出産の暁には、新たに箒を調整し,借りたる箒と併せて奉納するなどの伝承が語り継がれるが、何れにせよ、民俗的にも希有な神事は、地元民のみならず広く知られ、信仰を集めている。
【神戸の神社】 兵庫県神社庁神戸市支部・編著より


社頭
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鳥居・社号標
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境内
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拝殿
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本殿 御祭神:応神天皇
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拝殿前の狛犬
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末社 八幡神社
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境内社 八幡神社
御祭神:息長帯比売命(神功皇后)
 当社は古来、徳井の地に祀られる。八幡三社(上宮・中宮・下宮)の中宮にあたり、中郷に鎮座されていたものを、明治44年、上宮であるこの地に遷座され、現在に至ります。
 御祭神、神功皇后さまの御神徳を慕い詣でる安産祈願の人々に、小箒を授与する全国にも希有な風習のあることから、「箒の宮」と尊称されております。
 旧来の社殿は平成7年の大震災により倒壊しましたが、平成14年9月に至り、この元の場所に新社殿が再建されました。


末社 廣目稲荷神社
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ご神木
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箒の宮 徳井神社 子安いぬ 願い石奉納方法
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北側・入口
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社務所
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手水舎
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境内案内板
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箒の宮 徳井神社
 神戸市灘区大和田町4丁目5番5号 鎮座
御祭神:品陀和気命(第15代 應神天皇)
境内社 八幡神社 息長帯比売命(神功皇后)
    廣目稲荷神社 宇迦之御魂神
 往昔、この徳井の地では八幡社三座(上宮・中宮・下宮)が祀られていましたが、当社はこの中の上宮にあたります。創祀年代は定かではありませんが、天和年間(1681~1684)銘の石燈籠が据えられていることからも江戸初期には、現在の境域が定められていたと考えられます。
 明治44年には中郷の地に祀られていた中宮が、この上社に遷され現在に至ります。(下宮は、東明八幡神社)また、昭和36年の社名変更までは「應神天皇神社」と尊称されておりました。
【應神天皇さまの御神徳】
 天皇は仲哀天皇・神功皇后の御子にて、皇后が新羅からの帰遷後に筑紫でお生まれになりました。仁徳天皇の御父君にあたられます。
 治世期、中国大陸、朝鮮半島の優れた技術・文化を導入し、日本の繁栄の礎を築いた文化的指導者であります。家内安全・交通安全・厄除け開運をはじめ、開拓・航海・漁業の守護、安産などの守護神として、古来崇敬されております。
【神功皇后さまの御神徳】
 皇后は開化天皇の流れをくむ息長宿祢王の御子としてお生まれになりました。長じて仲哀天皇と結婚されてから神功皇后と称されるようになりました。女性ながらも智仁勇に優れた御方で、当時の朝鮮半島における日本の友好国・任那救援の為、半島に遠征されました。
 幼帝・應神天皇の摂政となり、国の安寧につくされました。
縁結び・子授け・安産・商売繫盛・家内安全・厄除け・長寿・芸事上達などの御利益を頂戴いたします。
【(箒の宮)の由来】
 当社に古来、産婦の陣痛が始まると社より荒神箒を借り受け、その箒にて腹を撫で安産を祈念するという伝えがあり、現在も安産祈願者に箒を授けます。
 民俗的にも希有な神事は、地元民のみではなく全国的にも知られ、信仰を集めている。


境内案内板
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徳井神社(とくいじんじゃ)(通称名:箒の宮)神戸市灘区大和町4-5-5

交通公共
◆JR「六甲道駅」より東へ300m徒歩5分





令和5(2023)年12月 7日 参拝   







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