湊八幡神社(みなとはちまんじんじゃ)(通称名:湊の八幡さん)神戸市兵庫区兵庫町1-4-37

湊八幡神社(みなとはちまんじんじゃ)(通称名:湊の八幡さん)神戸市兵庫区兵庫町1-4-37


ご祭神:応神天皇(オウジンテンノウ)

由 緒:
 神功皇后が三韓征討の帰途、摂津国岡野村に立ち寄られた時、応神天皇が生まれんとしたため、その地の霊石を探し、ご誕生の延期を祈願した。
 その祈りが通じた為、其の霊右を岡野村より福原街東溝下、旧長谷川楼の辺りに迎えて一社を創立し、その後、現在の地に奉遷、湊玉生八幡宮と称していた。
 このことは天和二年(1682)壬戌八月十五日識すところの旧記により、天和以前に創祠されていたことを確認する事が出来る。
 その後、社頭が荒廃したため奉行河野通政の援助と崇敬者により社殿を改修、更に、嘉永元年(1848)に至って再建され、明治六年(1873)村社に、大正四年幣帛供進社に指定されるも、昭和二十年三月の戦災により社宝とともにその一切を焼失した。
 現在の社殿は昭和三十二年(1957)から昭和三十七年(1962)にかけて再建されたものである。
 又、境内には警察活動の行き届かなかった時代、迷い子さがしの方法として考えられた「迷い子のしるべ石」がある。我が国において現存している数少ない貴重な史跡である。
【神戸の神社】 兵庫県神社庁神戸市支部・編著より


社頭
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鳥居・社号標
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境内
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拝殿
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内部
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本殿 ご祭神:応神天皇
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拝殿前の狛犬
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末社
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神馬
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力石
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社務所
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手水舎
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迷い子のしるべ建て石の由緒
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迷い子のしるべ建て石の由緒
 湊八幡神社は元西国街道筋の兵庫の町への東入口に在り、江戸時代には番所があり要衛であった。警察活動の行き届かなかった時代迷い子探しの方法として考えられ、神社の塀外に建っていたのが、この建て石である。惜しくの昭和20年3月17日の戦災により破損したが我が国に於いて現存しているのが数少なく、当時の風欲を物語る貴重な資料である。
この度、これを修復する共に新たに同一のものを造り併せ建立して永く保存するものとするものである。
昭和46年4月吉日 湊八幡神社


西国街道兵庫湊口惣門跡
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西国街道兵庫湊口惣門跡
西国往還に設けた兵庫の出入口の惣門である。東より来る西国往還は相生橋より相生町を経て、市電気局前に来り、進んで此の惣門に入り兵庫津の湊・江川・木戸・木場・小物屋・北仲の諸町、今の所謂兵庫本町を進み南仲町今の神戸商業銀行の前を右折し、小廣・神明・逆瀬川・東柳原・西柳原の町々を過ぎ、柳原口にあった柳原惣門を出て、斜めに今の長田交又点に出て、西代を経て須磨に向かった。
 兵庫の惣門は天正年間、池田信輝が、織田信長の命によって、花隈城を攻略し、その功によりて兵庫を治し城を築く。
 其時、湊口・江川口・永澤口・三川口・関屋口・皆関門番所を設け、市中にも宮内・匠・松屋・魚棚・島上の諸町に、中濱門として番所を設けたが、徳川時代に入り、青山氏がこの地を領した時悉く之を破却し、只湊口・柳原口の両門を残した・
 古図によれば惣門内には何れも番所があった。更に此の番所の傍に高札があったが幕末の地図によれば門外左側に高札場が移転している。これは門の修築に当り番所を廃し、高札場の門外に移したものと思科する。
昭和4年12月 岡久殻三郎 福原潜三郎 著





湊八幡神社 神戸市兵庫区兵庫町1-4-37

交通公共 神戸高速鉄道「新開地駅」5番出口 東南東へ500m





新開地駅 (阪神電気鉄道・阪急電鉄・神戸電鉄)5番出口の東南東へ500m徒歩約15分 
新開地駅 5番出口から神戸市市道湊町線(湊町公園)沿いを500m進み、JR神戸線のガードを超えると湊八幡神社が鎮座しています。
鳥居をくぐり境内へ、拝殿・本殿が東向きに鎮座しています。末社は2社鎮座していましたが、神社・祭神は不明です。
境内に「迷い子のしるべ建て石」が初めての出会いです。また 境内の外に、「西国街道兵庫湊口惣門跡」の石碑が立っていましたね。





令和5(2023)年11月21日 参拝   







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